クルマに心

 もし自動車に心があるのなら、自動車にだってオーナーを選ぶ権利があると思うのです。200・400・600・800・75・私以外のローバーのオーナーたちを見てください。みんな素晴らしい方たちだと思います。適当にクルマを選ぶ人たちではなく、数あるクルマの中からローバーをチョイスしているのです。そして、皆さんそれぞれに個性的なこだわりがあります。 
 ローバー車は生き物で、絶対的な性格を持っています。個性の無い・人の意見に同調するだけ・こだわりを持って生きていない・何かに夢中になっていない・・・そのような人をとても嫌うのです。(不思議な話ですが、本当の事なのです。) 
 奇しくも、世の中がその正反対になってしまって来ているせいか、ローバー車はこの世を去りました。人の理想と夢が、現実に負けてしまったのです。しかし、本当に負けたのでしょうか? 
 いえ、今も古のバンデンプラスプリンセスや、ドイツ車でないミニや、75の存続を望む声が沢山あります。400の後継、45のV6−2000ccの輸入を望んでいた声だって沢山ありました・・・。 
 きっといつか、人の心に個性と夢が帰ってきたとき、中古車市場でローバー車たちの人気がきっと爆発することでしょう。 
 今は、個性の無い・人の意見に同調するだけ・こだわりを持って生きていない・何かに夢中になっていない人たちに「一部のマニア」という言われ方をしながらも、個性のある・他人の意見にむやみに同調しない・こだわりを持つ・何かに夢中になっているいつまでも夢見るローバーフリークたちは永遠にその心を失わないことでしょう。


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