ROVER  FDB-166 Home Page

 MGローバーの正規商品、一番小さなローバー車、FDB166を購入しました。(MGローバー日本の正規品であるタグが付属されています。)
 ご存知の方も多いとは思いますが、現代の自転車のルーツである「安全自転車」は、英国で発明されました。折りたたみ自転車の考案はフランスで、作ったのはプジョーですが、私たちが知る「空気の入ったタイヤを装着し、前輪と後輪の大きさが同じで、チェーンをつけた後輪駆動に、ブレーキがついているもの。」は、「安全自転車」と言われた英国車です。
 いわゆる、運転者と乗り物が自由に様々な場所を走れるこの世界最初の安全自転車の名前は「ローバー号」と名付けられ、その後、この安全自転車を考案した「タイヤの着く乗り物の親」とも言えるこのメーカーは、メーカー名を「ローバー号」にちなんで、ROVERとしました。
 ROVERは以後自動車メーカーとして、この思想をそのままに、常にROVER社のROVER○○という、ローバーを重複させたような車名を持っていたのです。(写真のクルマはROVER75です。)
 左の何でもない「クルマと自転車の写真」、実はこれが人類のタイヤのついた乗り物の歴史そのものです。そして、この現代の自転車においても、車の「416(4シリーズの1600cc)」等と同じような「166(16インチの6段変速)」という車名が付けられています。


Contents Menu

下の各メニューをクリックしてください。

Front Face
Seat
Flame
Impression

<ROVER  FDB-166 特徴>
●ブリティシュレーシンググリーン
●軽量スチール製3段折りたたみ式ボディー
●16インチスポークホイール
●シマノ製前進6段変速マニュアルトランスミッション
●特製豪華シート
●特製2トーンのラジアルタイヤ風タイヤ
●ノスタルジックタイプベル
●メッキ仕上げ前後フェンダー
●各所にROVERエンプレム&ロゴ
●パワーは1人力



クルマ(ROVER75)の
ページに戻る


●Front Face  小さな折りたたみ自転車であっても、ローバー車はローバー車。
メッキのラジエータグリルはないものの、しっかりとローバー(MGローバー時代)のエンブレムがフロントフェイスを飾っています。
 縦横無尽に海を渡り歩く究極のローバーであるバイキング船のエンブレム・・・。2005年についに難破してしまいましたが、自転車〜自動車の歴史の中で、このエンブレムは、現代のタイヤを履いたすべての乗り物の元祖として語り継がれるべき、正統な紋章でしょう。
 少年時代からの私の憧れだった英国庶民のクルマメーカー。
ミニ、400、75と乗ってきましたが、もうひとつの創業時点の顔だった自転車も、この正統なるメーカーは復活させていたのです。
 普通の3段折りたたみ自転車で、これと言った新しい機能はついていませんが、そこはローバー、ちょっとした工夫が普通の自転車とは違いました。
 その違いのイメージは、下の各内容で書かせていただきますが、総じて普通の自転車との違いは「ローバーネス」に尽きるというものでした。まさに、ローバー75の開発と同じ志向で作られている、本物の「ローバー号」がFDB166です。

Back to "Contents"←Click!

●Seat
 こんな小さな自転車であっても、ローバー車はその特徴を醸し出します。
ローバー75の素晴らしいシートを悪く言う方は、たぶんいないと思いますが、そのシートが嫌いな方は絶対に気に入らないシートです。
なので、私にとってはこの自転車の最大の魅力がシートです。
サドルではなく、シートと言わせていただくのには訳があります。
ハイピングされた皮風シートは、後方にエンブレムを持ち、他のメーカーのシートよりも少しだけ小振りで、座り心地は表面がやわらかく、しかし、柔らかな感触部分はしっかり感があり、中の硬さを感じさせます。
 ここまで書けば、ローバー75に乗ったことのある方なら、そのイメージとまったく同じものを自転車に与えているという事がおわかりいただけるものと思います。
超速度で足を回転させる乗り方には適していませんが、そこそこ30分程度の走行を優雅に行うのに適した、オシリは痛くならないけれども、スピードに乗れば快適に飛ばすことも出来るという、まさにローバーらしさを象徴するシートの出来です。
「快適とは何なのか」「運転する楽しみを思い出させる」・・・ローバーの名前を冠する意味のあるすばらしいシートです。

Back to "Contents"←Click!

●Flame
 英国車の象徴、ブリティシュレーシンググリーンに塗られたボディー(フレーム)は、写真で見るよりもずっと美しいイメージを醸し出しています。
そして、控えめに書かれた"A CLASS OF IT'S OWN ROVER"のロゴと、後方スポーク部分にあるエンブレムの中に書かれた「75」の文字。
 明らかに、ローバー75の販売を記念して作られていた、まさに75の思想そのものの自転車である証です。
 この自転車を折りたたんで収納する場所として一番似合う場所は、当然、ローバー75のトランクルームしかあり得ません。

Back to "Contents"←Click!

●Impression
 クルマのインプレッションも書いていないのに、自転車の・・・とは変ではありますが、とてもヘソ曲がりな私らしいと思ってお許しください。
 この自転車は2万5千円にて、横浜の東急ハンズで購入したものです。当然この価格ですから、きっとMGローバー日本が、製造元のGIC鰍ノ中国等で作らせたものでしょう。最近はやりのサスペションが入っているわけでもなく、内容的には1万円くらいの自転車と基本的には変わりません。
 しかし、ローバーと書いてあるという事以外に違いはないのかというと、それは違いました。
前述したようにシートの違い、カラーリングの受け持つ雰囲気の違い、そしてメッキの使い方です。それらはまさに、ローバーらしさの象徴でした。
 いくらトヨタ自動車がハリボテでボディーを乗せ変えて、木目調に仕上げてもどうしても出来なかったブリティシュネスの世界を、たかが折りたたみ自転車がいとも簡単にやってのけているのです。
これは痛快以外の何物でもありません。本当のブリティシュネスは、単なる見栄えの高級さがブリティシュと勘違いしているバカさ加減を嘲笑し、走る楽しさを与えてくれます。
ローバー75の変速機構は日本製ですが、このローバー166の変速機構も日本のシマノ製です。この6段変速はとても良い感じで、軽い自転車を力強く走らせてくれます。3段折りたたみにしては車体ブレもあまり感じさせず、かなりのハイスピードまで心地よく走らせてくれます。
 前述のシートの性能のすばらしさは、この小さなタイヤによる不安定な疲れをかなり解消し、安価な折りたたみ車にしては優れた乗り心地を提供してくれます。
 今ひとつなのはブレーキ性能で、重みが後輪にかなりかかるにも関わらず、ドラムブレーキを採用しているため、効きが今ひとつです。前後輪一緒に同じようにブレーキすると、急ブレーキでは前輪がスタックしても、後輪はまだズルズルっと動いてしまっています。
まあ、あまり速い速度で乗らない方が良いということでしょうね〜。
 でも、タイヤまでオリジナルな仕様で、雰囲気もあり、メッキパーツの出過ぎない上品な使い方など、この自転車ならではの良い味わいがあります。
 平日は私の駅までの通勤の道具として、休日は娘のチョイ乗りのために、活躍してくれそうです。

Back to "Contents"←Click!